【理解促進】英文法・英語構文勉強の前に知らなければならないこと

高校英語

英語は文法と構文が命です。

文法というのは、関係代名詞、分詞構文といった知識。

一方、構文とは、どこまでが主語で、どれが動詞で、この修飾語はどこにかかっているのか、といった文の構造のことです。

文法と構文、これらは切っても切り離せない関係にあります。

みなさんも毎日の授業で、「この文の関係代名詞の主語は何か」「この過去分詞は何を修飾しているのか」といった話を聞いているのではないでしょうか。

しかしこの文法と構文、いきなり深く学んだり考え始めても、実はあまり効果は期待できません。

これらを学ぶ前に、ある下準備が必要です。

その準備とは何かということを、その勉強にピッタリの教材の紹介も含めてお伝えします。

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必要な準備とは

結論から先に示します。

文法や構文を学ぶ前に押さえておかなければならないのは、文法用語の意味です。

例えば、次のような説明を聞いたことがあるでしょうか。

 

副詞節のif節の中では未来の事柄も現在形で表す。
一方名詞節のif節の中では未来の事柄に未来形を用いる。 …(*)

 

例文を挙げると、

  • Let’s play soccer tomorrow if it is sunny.

の動詞は現在形(is)なのに対し、

  • I don’t know if she will come to the party.

は未来形です。

先程の文(*)は、このことを言っています。

例文で見れば言っていることは分かりやすいですが、(*)を読んだだけではなかなか意味が伝わってこないですね。

それは、(*)の文に文法用語が使われているからです。

つまり、「副詞節とは何か?」「名詞節とは何か?」「そもそも副詞って何だ?」「名詞は?」「節って?あれ、句というのもあったな…違いは?」といった疑問に全て答えられる知識が無いと、(*)の意味するところは伝わらないわけです。

特に教科書や参考書では、文法や構文の説明に文法用語がたくさん使われる傾向にあります(授業では、比較的例文を多めに示しながら分かりやすく解説してくれるかもしれません)。

それを読むときに用語の意味を知らなければ、本当に理解したとは言えず、使える知識は全く身につかないと言って良いでしょう。

逆に文法用語を徹底的に学んでおくと、後から入ってくる知識が頭の中で体系的に整理されます。言うまでもなく、吸収のスピードも断然違います。

あなたはどちらの状態を目指しますか?

そしてその未来は、初めに文法用語をきっちり固めておくかにかかっています。

文法用語を学ぶのに最も適した参考書

文法用語を学んで英語の勉強に革命を起こしたいと思ったあなた!

それを学ぶには、これだけをやれば良いです。

 

 

『基本からわかる英語リーディング教本』(薬袋善郎 著、研究社)

 

 

この本は、発売から20年たった今でも、東大内の書店に取り揃えられています。

東大の学生や教員が利用する書店に置かれているということは、信頼度が抜群なわけです。

その分解説が非常に重厚ですが、恐れることはありません。

実はこの参考書を1ページ目から律義に読んでいく必要はありません。

あなたに必要なのは、

  • pp.289~291
  • pp.142~180

の2つのパートだけです。

ここを何度も何度もこなして完璧にすれば、英語学習の基礎が整ったと言えます。

そこに何があるかと言うと、

  • pp.289~291:Frame of Referenceの要点
  • pp.142~180:練習用TEXT

です。

「Frame of Referenceの要点」とは、「名詞の働きは?」「形容詞の働きは?」「分詞構文とは?」など、英語の”frame”を50個の質問&答えに凝縮したものです。

そして「練習用TEXT」で、その知識を実際に文の中に当てはめて考えてみようという内容になっています。

『英語リーディング教本』の進め方

まずは「Frame of Referenceの要点」を何度も何度も声に出して読んで「丸暗記」します。

この「丸暗記」は、著者の薬袋先生も薦めておられます。

これを暗記(丸暗記でよいのです)してから練習すると,練習が非常に楽になります。丸暗記は非人間的で苦痛ですが,「Frame of Referenceの要点」の暗唱は驚くほど効果があります。積極的に挑戦してください。

『基本からわかる英語リーディング教本』P.12より

1日5周ほどすれば、3日くらいでスラスラと質問に答えられるようになるはずです。

そうしたら、「練習用TEXT」に移ります。

38個の英文についての質問にも、スラスラ答えられるようになるまで練習します。

同じように、何度も声に出して練習するのが良いでしょう。

全Answersを「テキストの文言通り寸分違わず,しかもよどみなく言える」ようになるまで自分を鍛えるのです。
この「寸分違わず,しかもよどみなく」というのが非常に重要で,英文を見ながらじっくり考えてやっと正解に近い文言が言える,というのではダメ(=効果なし)なのです。

『基本からわかる英語リーディング教本』P.10より

1日1周をこなせば、7日もあれば完璧になると思います。

1日目Frame of Referenceの要点」を声に出して5周
2日目Frame of Referenceの要点」を声に出して5周
3日目Frame of Referenceの要点」を声に出して5周
4日目練習用TEXT」を声に出して1周
5日目練習用TEXT」を声に出して1周
6日目練習用TEXT」を声に出して1周
7日目練習用TEXT」を声に出して1周
8日目練習用TEXT」を声に出して1周
9日目練習用TEXT」を声に出して1周
10日目練習用TEXT」を声に出して1周

合わせてわずか10日間で、英語の基盤が完成します。

そしてこれで、その後の英語の知識吸収の量と質が段違いになります。

『英語リーディング教本』の注意点

先述の通り、この本は解説が非常に丁寧で膨大です。

ですから、この本で勉強を進めていく上で、解説は読み込んではいけません。沼にはまります。

あくまで真髄は「Frame of Referenceの要点」「練習用TEXT」の繰り返しにあります。

たしかに丸暗記は何となく気持ち悪い気がしますが、みなさんは英語の研究者になることが目的ではなく、あくまで英語の勉強の基礎としてこの本を活用するわけですから、そこはうまく自分に(非常に)役立つ表層だけを拾っていきましょう。

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まとめ

以上、英文法や構文を学ぶ際の注意について解説してきました。

「名詞はどんな働きをするか?」「形容詞は?」「副詞は?」といった質問にも完璧に答えられる人はほとんどいません(ちなみに、それぞれ4つ、2つ、3つの働きがありますよ)。

このくらいの基本が身についていない状態でその上に難しいことを積み上げたって、理解に時間はかかるし、完成度もたかが知れています。

そこで、ぜひ『基本からわかる英語リーディング教本』で文法用語をマスターして、その後の英語学習を爆発的なものにしましょう!

お値段は1,650円。少し高く思えるかもしれませんが、これで今後の英語全体に影響が及ぶと思えば、安い買い物…?

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