【徹底解説】リスニングができない原因と、勉強法4ステップ

高校英語

多くの受験生が頭を悩ませる、リスニング。

「英語を読むことも難しいのに、あんなに速くしゃべられたって分かるわけないよ」と嘆いている人も多いと思います。

しかし、2021年の大学入学共通テストからリスニングとリーディングの点数比が1:1になります(大学入試センター試験では1:4)し、これを受けて多くの大学がリスニングを今よりも重視した入試にシフトすることが予想されます。

さらに社会情勢も合わせて総合的に考えると、「リスニングが苦手」は致命的な時代に突入したと言って良いでしょう。

今回は、リスニングが苦手な原因は何なのか、そしてどのような勉強したらそれが改善するのかを解説していきます。

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リスニングが苦手な原因

一口に「リスニングができない」と言っても、それには大きく分けて3つのパターンがあると私は考えています。

それは、次の3つです。

リスニングが苦手な原因

  • 英語の音が聞き取れない
  • 意味の理解が追いつかない
  • 長時間聞き続ける体力が無い

これらは下に行くに従って”高級な”悩みになってきます。

1つずつ見ていきましょう。

英語の音が聞き取れない

これはみなさん何となく分かるのではないでしょうか。

「get up」が「ゲラップ」に聞こえて何のことか分からない、といった事例ですね。

英語は1語1語がハッキリ発音されるものではありません。短い単語は弱く読まれたり前後の語とつなげて読まれたりします。

これを正確に聞き取って把握することができなければ、もちろん内容は分からなくなってしまいます。

意味の理解が追いつかない

音がある程度聞き取れるようになっても、今度はその意味を理解できるかという問題があります。

頭の中で日本語に訳している内に次々に読まれて、おいて行かれてしまった」というのが、理解が追いついていない状況です。

実はリスニングでは英語を日本語に訳してはいけないのですが、これについては次節で詳しく述べることにします。

長時間聞き続ける体力が無い

最後の難関はこれです。

リスニングがある程度できるようになった人でも、文章が長くなると途中から集中が途切れて内容を追えなくなってきます

私もそうでした。

よくある5往復程度の会話の問題ならほとんど苦労無しで解けるようになったのですが、東大のリスニングは5分程度の音声を用いて出題されます。

5分も聞くとなると、初めの頃は集中できるのは最初の1分くらい(笑)。

しかしそこから努力を続けた結果、直前期には得点率が8割はまず下らなくなった記憶があります。

長い音声を集中して聞き続けるというのは初めは苦労しますが、努力でいくらでも改善できます。

リスニングの勉強法

リスニングの勉強のゴールは、「英語を聞くことに慣れていて、英語を英語のまま理解できる」状態にまで実力をもっていくことです。

これで前節の3つの課題が解決されます。

「英語を聞くことに慣れて」いることで1番目と3番目の問題(音が聞き取れない、長時間聞けない)は克服されますし、「英語を英語のまま理解できる」ことで2番目(理解が追いつかない)もバッチリです。

少しここで、「英語を英語のまま理解できる」について補足しておきましょう。

これはみなさんもどこかで1度くらいは聞いたことのある表現ではないでしょうか。

しかし「そんなスゴいこと、できるわけないじゃん」と諦めてしまっている人も多いと思います。

ですがそれは、恐らく誤解です。

たしかに「英語を英語のまま」なんて言われると、ネイティブスピーカーのように英語を自由自在に操る様子を想像しますよね?

しかし私が提案するのは、そこまで英語に熟達した状態ではありません。

適切な言葉を補うなら、「日本語を介さずに英語を理解できる」状態でしょうか。

例を挙げます。

今「apple」と聞いたら、何が頭に浮かびますか?

リスニングが苦手な人の思考回路は、

「apple」→「リンゴ」→リンゴのイメージ(絵や写真)

です。

appleと聞いたら「リンゴ」という日本語に直して、それからリンゴの絵や写真を思い浮かべるわけです。

一方リスニングが得意な人は、

「apple」→リンゴのイメージ(絵や写真)

と、日本語を介さずにイメージが浮かんできます。

結局意味が分かればそこに日本語は必要無い(「リンゴ」という言葉が頭に無くても、絵や写真が浮かびさえすれば意味は伝わる)わけですから、日本語を経由するのは無駄そのものです。

この無駄が生じているから、英語の音声について行けなくなるのです。

そうではなく、「apple」と聞いたらそのままリンゴのイメージが浮かぶ、「I have a pen.」と聞いたらペンを持っている様子が浮かぶ、この素早さを身につけることがリスニングの攻略には欠かせません。

これが「英語を英語のまま(=日本語を介さず)理解する」という意味です。

お分かりいただけたでしょうか?

 

もう1度おさらいすると、リスニングの勉強のゴールは「英語を聞くことに慣れていて、英語を英語のまま理解できる」状態です。

これを達成するために、次のステップで勉強するのがオススメです。

①文章を見ながら音声を聞いて、文字を目で追う

②文章を見ながら音声を聞いて、それに合わせて音読をする(オーバーラッピング)

③文章を見ないで音声を聞いて、発音が聞き取れるか確認する

④文章を見ないで音声を聞いて、聞いた音を口に出す(シャドーイング)

ステップ①でまずは英語の発音やスピード感に慣れ、続く②で実際に声に出すことによってそれらを体感的に理解します。

視覚情報を奪うことで③で徹底的に耳を慣らし、最後の④で英語を身体に染み込ませます。

やってみれば分かりますが、シャドーイングというのは非常に負荷の高い勉強で、これを繰り返していれば長時間の英語に耐えられる(知的)体力が身につくと言って良いでしょう。

ここで注意しなければならないのは、日本語訳を頭に思い浮かべながらやってはいけないということです。

意味を確認するために初めは日本語訳を時々見ても良い(ただし英語を聞きながらではなく、音声を止めて)ですが、意味が確認出来た後はあくまで英語から直接イメージを想起する訓練を積みましょう。

よくある/あまりない質問

Q. 使用する音声のレベルは?

文字を見ないで聞いた時に、理解度が6~7割のものが良いと思います。

あまり簡単すぎても退屈でしょうし、いきなり難しいのに取り組んでも挫折の原因になりかねません。

初めは聞き取れなかった4割を埋めて理解を完璧にすることを目指して、頑張っていきましょう!

Q. ディクテーション(書き取り)はしなくて良いのか?

しなくて良いと思います。

なぜなら、面倒だからです(笑)。

まず「書く」ためには紙やペンを用意しなければなりませんし、いざ書き始めても、聞き取れなかった場合が非常に厄介です。

細かく巻き戻す機能があれば良いのですが、大抵は聞き取れなかった箇所まで戻すのに苦労します。

そうやっている内に、面倒になってリスニングの勉強自体を放棄してしまう。そちらの方が余程問題です。

上の4ステップを踏めば、英語に相当慣れることができます。ディクテーションをわざわざやるまでも無いと私は思っています。

スペルの確認のためにどうしてもやりたいと言うのであれば、ステップ④まで終わって聞き取りが完璧になった後で取り組むべきでしょう。

Q. シャドーイングの際、自分の声が邪魔で音声が聞き取れない

ヘッドホンを使うのがオススメです。

スピーカーだと自分の声が邪魔になりやすいと思います。イヤホンも、体内を伝わる音が聞こえてきて煩わしいです。

もしヘッドホンが無ければ、邪魔にならない程度の小声で発音するのでも効果は十分にあります。

付け加えておくと、電車内などでやむを得ない場合には口パクでもある程度は効果的です。

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まとめ

以上、リスニングの勉強法について解説してきました。

リスニングは、本気で取り組めば比較的効果が出やすい分野なのではないかと思います。

つまり出来るか出来ないかは、やるかやらないかにかかっています。

また、英語に慣れるという観点からは、リスニング対策に限らず音読が非常にオススメです。

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