【基礎力】文法を鍛える!シンプルな古典の勉強法

高校国語(現代文(評論・小説)・古典(古文・漢文))
古典文法が分かりません、特に助動詞が…
漢文の句形がなかなか覚えられなくて…
お任せください!
古典の文法は、シンプルな勉強で伸びます!

今回は古典の勉強法を、特に文法にフォーカスして紹介していきます。

文法が覚えられなくて困っている方、基礎がしっかり身についているか不安な方にとって有益な情報になっているはずです。

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古典文法を鍛えるための勉強法

文法を鍛えるなら、勉強法はシンプルです。

それは、全訳

自分で辞書を引いたり参考書を調べたりしながら全ての文の訳を考えるのが、短期間で確実に成果を上げる勉強法です。

そして、訳を完成させたらそれを答えと照らし合わせる作業も大切です。

その「答え」は学校の授業かもしれませんし、自習であればテキストの解答・解説でも構いません。

あなたがもし今受験生で、学校の授業だけでなく自習でも古典を伸ばしていかなければならない、そういう「力の入れどき」なのでしたら、全訳は特に効果的です。

全訳は自習の質を大幅に上げるのです。

ここからは、なぜ全訳が効果的なのかということを見ていきます。

全訳が効果的な理由

全訳が良い勉強法である理由には、主に次の2つが挙げられます。

  • 網羅的に文法を練習できる
  • 自分の穴を自分で発見できる

順番に紹介していきます。

網羅的に文法を練習できる

これについては異論は無いと思います。

自分で訳を作るとなると、そこに出てくる全ての文法の知識を総動員しなければなりません

自分で分からない単語があったら調べることになりますし、品詞分解が難しい行に当たったら助動詞や助詞を参考書で確認することになるでしょう。

その積み重ねが、基礎力を作ります。

そして全文を訳す際には色々な文法項目に出会うことになり、全体的に知識を確かなものにしていくことができます。

自分の穴を自分で発見できる

先程「全訳は自習の質を大幅に上げる」と言った背景には、この事実があります。

勉強する際、誰かが隣にいて、自分の間違っているところをその都度指摘してくれる環境で取り組めるなら最高ですが、そんな恵まれた勉強環境はなかなかあり得ないでしょう。

そうなってくると、大切なのは自分で自分の誤解・間違いに気付くことです。

これが実現できるかどうかというところに、「自習の質」があります。

そしてそれを実現する勉強法が、自力で全訳をして、解答と照らし合わせるということなのです。

訳を考える際には、たとえ参考書等で調べた事柄はあるとしても、それも含めて自分の頭で考えたことが訳に反映されています。

ですのでそれを答えと見比べて確認することで、自分の弱いところや誤解に気づくことができます。

例えば、「男もすなる日記といふものを、女もしてみむとてするなり。」

この前半を、下線部「なる」を「断定」と勘違いして「男もする(ここに断定の意味を込めたつもり)日記というものを~」と訳したら、間違いなわけです。

恐らく解答では、「男もするという日記というものを~」などとなっているでしょう。

全訳をせず適当に、例えば訳を眺めるなどで勉強を済ませていたら、きっと自分の勘違いには気づけません。

つまり、自分の間違いを(意図せず)放置したまま。

そのままいってそこがピンポイントで入試に出たらと思うと、恐ろしいものです。

自分で訳を作って、解答と並べてみた時に「ん?解答では『という』という言葉が入っているな。これはどこから来た?…あ、そうか!『なり』には断定の他に伝聞・婉曲の意味もあるんだった。この『なる』は伝聞なのか!」といった具合に学習が進むのです。

そういう意味で、自習には全訳をオススメします。

具体的な勉強方法

そうは言っても、「全訳は分からなくてツラいし、時間もかかるから嫌だな」と思う人が多いと思います。

そういった場合にどうやって勉強したら良いかというのをここから紹介していきます。

まず、学校の授業の予習の場合は、扱う文章を全文訳すことが効果抜群です。

これは頑張って全訳に取り組んだ方が良いと思います。

その話はこちらでどうぞ。

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一方自習、例えば問題集を自分で買って解く、あるいは学校の教材をもっと自分のやり方で深めて進めたいといった場合には、工夫の余地があります。

分からないことが多すぎてツラい、という人は、細切れにすると良いでしょう。

つまり、一気に全部訳してそれから解答を確認、ではなく、例えば1段落ずつ進めていく方法がオススメです。

初めに訳の方向性を間違えていたらその後ドンドンずれていってしまいますから、まず第1段落だけ訳して、その部分の解答を確認。

修正・学習した後、第2段落に進んでまた段落が終わったら解答を見る。

こうやって繰り返していくと負担はずいぶん減るはずですし、徐々に全文を攻略していく感じがしてワクワクしながら頑張れると思います。

また、全文を訳してさらにそれを書くとなると時間がかかりすぎて厳しい、という人は、あまり妥協はしたくないのですが、書かない勉強でも良いかと思います。

その場合、上で紹介した「自分の穴を自分で発見する」ことを達成するために、半行ずつくらい、つまり自分の訳を詳細に覚えておける長さ単位で本文と解答を行ったり来たりするのが良いです。

しかしやはり記憶の中ではいくらでも自分の訳が誤魔化せてしまいますから、なるべくなら、(どうしても厳しいなら)全部でなくて良いので訳は書くことを推奨します。

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まとめ

以上、古典の文法力をつけるなら全訳という話をしてきました。

全訳はたしかに時間もかかって大変ですが、効果は苦労以上だと思います。

古典をなんとかしなきゃ!と思うのだったら、まずは上に挙げたように1段落ずつ、スモールステップで始めていきましょう!

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