【進振り直結】東大の成績評価の仕組みと秘密

東大のナカ
東大には進学選択制度があるけど、
その基準になる自分の成績ってどうやって決まるの?
東大の成績評価の仕組み、お教えします
進振りを公平な機会にするための秘密もあるんですよ!

今回は、東大内の成績評価についてお伝えしていきます。

大学でも、高校までと同じように成績がつきます。

東大の場合、0~100点、1点刻みで「評点」が与えられます

また評点をもとに、高校で言う5段階評価のようなものもつく仕組みです。

そういった東大の成績はどうやって決まるのかということ、そして点数調整の裏の秘密についてもお話ししていきます。

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成績はどうやって決まる?

高校では、成績は主に2回のテスト、プラスして平常点によってつけられると思います。

では東大の場合はどうでしょうか。

端的にお答えするなら、「授業教員によってバラバラ」です。

ですがこれでは納得いかないでしょうから、良く見られる成績評価のパターンを以下に挙げておきます。

  • 期末試験のみ(もちろん試験は1回きり)
  • 期末試験+平常点
  • 期末レポートのみ(もちろんレポートは1回きり)
  • 期末レポート+平常点

※平常点…出席点、授業貢献度、(数回出される)レポートの評価、(授業内で数回行われる)小テストの点数など

理系科目は、期末試験の割合が高いです。

一方で文系科目は、レポートや平常点が重視される傾向にあると言えます。

それぞれの科目でやや長くなるので、分けて説明しますね。

期末試験重視パターン

期末試験を重視しがちな理系科目では、1度のみの試験の点数で全てが決まるということもザラ。

こういう科目は、(驚くべきことに)出席しようがしまいが関係ないのです。

私は1年生の時に、ある授業の先生にこう言われました。

「成績は期末試験のみで評価します。出席は取りません。つまり『毎回出席して必死に努力したけれどテストで成果が出なかった』は落第です。逆に『授業には1度も出ていないけれど自分で勉強するなりしてテストで100点を取った』場合は成績は満点をつけます。」

実際、もう「分かっているから」という理由で授業には1度も来ず、テストの時だけ現れてすごい点数を叩き出していく人を何人も見てきました。

しかし一方で、出席点などの平常点も加味する授業もあります

つまり、毎回授業時に紙切れを配って、そこに名前を書いてもらって回収し、それを集計して誰が何回出席したかを管理する仕組みです。

もっとも、この出席はテストがダメだった時の救済用に使われる(テストが良かったら出席状況は関係ない)こともしばしばですが、それでも試験1発勝負よりはマイルドと言えるでしょう。

また、授業期間内にレポート問題を何回か出題し、その出来を評価して成績に加える場合、あるいは授業内に小テストを実施してその点数を成績に加える場合もあります。

レポートについて詳しくは次の節で説明します。

レポート重視パターン

上の試験重視パターンとは裏腹に、文系科目ではレポートや平常点によって成績が決まることが多いです。

これは、文系科目は試験にそぐわないという事情からでしょう。

では「レポート」とは一体何なのでしょうか。

reportという英単語の意味は、「報告書」。

ですから文系科目で期末レポートと言ったときには、自分で何かを調べたり考えたりしたことを文書にまとめて提出しなさいといった意味のことが多いです。

実際私が動物の習性や脳の働きについての授業を受けた際には、期末レポートのお題が『授業内容を踏まえて自分なりに研究したい動物の習性を挙げ、その実験方法を考察しまとめなさい』でした。

こういったイメージです。

ですが「レポート」は単に「課題」の意味で使われることも多く、例えば語学の授業だったら「教科書の章末問題を解いてレポートとして提出しなさい」といった感じです。

このような「レポート」も成績に含まれることが多いです。

ちなみに理系科目でレポートといったら、大半はこちらの意味と考えて良いでしょう。

 

少し話が長くなったので再掲しておくと、東大の成績は主に以下のパターンで決まります。

  • 期末試験のみ(もちろん試験は1回きり)
  • 期末試験+平常点
  • 期末レポートのみ(もちろんレポートは1回きり)
  • 期末レポート+平常点

※平常点…出席点、授業貢献度、(数回出される)レポートの評価、(授業内で数回行われる)小テストの点数など

東大の成績5段階評価

東大でも、高校までと同じように5段階評価が設けられています。

それは以下の通り。

  • 優上…評点90~100点
  • …評点80~89点
  • …評点65~79点
  • …評点50~64点
  • 不可…評点0~49点

単位がくるのは、「可」以上。「不可」は落第ということです。

単位について詳しく知りたい方はこちらをどうぞ。

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東大ならではの成績調整の秘密

では、例えば成績評価が期末試験のみの科目で70点を取ったら評点もそのまま70点になるかと言うと、多くの場合そんなことはありません。

もちろん試験で100点を取れば評点は100点ですが。

実はこの裏には、進学選択制度(通称「進振り」)が絡んでいます。

進振りについて詳しく知りたい方はこちら↓を見ていただくと良いのですが、簡単に説明すると、東大生は成績順に進学先を選ぶことができます

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そしてその際にもとになるのが、各科目の評点です。

ですが当然、全ての学生が同じ授業を受けるわけではないというところに難しさがあります。

つまり、成績評価が甘い科目をたくさん受けていたAさんと、厳しめに評価がつく科目をたくさん受けていたBさんとを公平に比べるのは困難なわけです。

Aさんの方が評点(の平均)が高いからと言って、Aさんが優秀とは限りませんよね。

Aさんの点数が高いのは、評価が甘いせいなのかもしれないのですから。

こういった困難を克服するために東大で採用されているのが、「優3割規定」というものです。

これは、成績評価の「優」と「優上」、つまり評点80点以上の人数を、受験者数の3割程度にするという原則です。

加えて、「優上」は上位1割程度とするという申し合わせも存在します。

これによって点数のインフレやデフレを防いでいるわけですね。

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まとめ

以上、東大の成績評価の実態とその裏について解説してきました。

ちなみに、東大法学部を卒業されて財務省に入り、現在は弁護士として活躍されている山口真由さんは、全ての科目で「優」を取ったそうです。

実は「優上」という評価は数年前にできたものなので、当時は「優」が最高でした。

全ての科目で最高評価。こんなすごい人も、やはり東大の中にはいるのですね。

話を戻して。

成績は、進振りにも直結する大切なものです。

東大を目指す受験生の方は、「東大に入って優上を目指すぞ!」という意気込みでぜひ頑張ってください!

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