【新時代】東京大学オンライン授業の様子を、現役学生が語る

東大のナカ
(お悩み受験生)大学で「オンライン授業」が行われてるみたいだけど、どんな感じなの?
(お悩み受験生)テストまでオンラインってほんと?
(Studium)そんな疑問にお答えします
(Studium)現役の学生が、授業・試験の様子を紹介します!

お読みいただいてありがとうございます、東大工学部3年の吉田です。

 

今回は、「東大オンライン授業の詳細」をご紹介していきます。

オンライン授業は、今年に限らず来年以降も続く可能性が十分にあると思います。

「この授業は対面、この授業はオンライン」といったハイブリッドな状況が、大都市圏の大学ではかなり続くでしょう。

そこで、「オンライン授業ってどんな様子なのか知りたい!」という受験生の方に向けて、情報を発信します。

少しでも授業のイメージに役立てていただけたら嬉しいです。

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オンライン授業の様子

オンライン授業の様子

そもそも「オンライン」ってどういうこと?

東大では、主に授業は、会議用アプリZOOMを用いて生配信で行われています。

そのアプリを使って、自分のPCやタブレット、スマホなどで授業を受けます。

ZOOMという名前を一度くらいは聞いたことがあるのではないでしょうか。

ZOOMにはいろんな機能があるのですが、授業では

  • チャット機能
  • 画面共有機能
  • マイク機能

この辺りをよく使っています。

それぞれ、

  • チャット→教員への質問
  • 画面共有→「黒板に書く」の代わり
  • マイク→発言、質問

こういった使い方です。

※画面共有とは、今の自分のPC、タブレット、スマホの画面をそっくりそのまま配信して、全員に見せることができる機能です。

基本的には「教員が画面共有で資料を見せながらしゃべって、学生が適宜チャットで質問する」といった感じです。

ちなみに東大では、多くの授業で、学生はマイク・カメラOFFだと思います。

つまり、こちらの顔や声は誰にも見えないということ。

他の大学だとカメラONなところもあるようですね。

 

ここまで紹介した「生配信型」の授業のほかに、「オンデマンド型」つまり「事前に録画した授業を学生が見る」タイプもありますが、こちらは少数派です。

板書はどうする?

対面式なら、多くの教員が黒板に書きながら授業を進めます。

一方オンラインの場合、

  • 事前に作った資料を画面共有で見せる

これが圧倒的に多いです。

「カメラで黒板に書く様子を写す」とか、「iPadに書いて、それを配信」といったタイプはあまり見ないです。

つまり、「画面には資料とマウスポインタが映っていて、教員の声が聞こえる」という状況。

イメージできますかね?汗

そして、その資料は大抵もらえます。

だから、がんばってノートを取る必要がないんです。

これはけっこうラクな点です。

※ここで紹介したのは、僕が所属する工学部での話です。文系の学部の場合は状況が変わってくるかもしれません。

課題はどうやって提出する?

大学でも、各授業で課題が出ることはもちろんあります。

対面式なら「次の授業の時に回収」とできますが、オンラインの場合は学務システムを使って提出します

つまり、専用サイトにファイルをアップロードするんです。

  • 手書きで解答したものを、スキャンして電子ファイル化
  • 文書作成ソフト(Wordなど)で解答を作る

どちらでも可です。

 

以上がオンライン授業の概要です。

もっと細かいところまで話しても良いのですが、それだとただただ情報量が多くなるので、このへんで割愛。

詳しく知りたいことがある方は、こちらからご質問いただければ、答えます。

オンライン試験の様子

オンライン試験の様子

東大は2020年夏の期末試験も、オンラインで実施しました。

つまり、試験時間に学生と教員がZOOMにつないで、そこで試験を行います

「オンラインって、カンニングし放題じゃん!!」←その通りです笑

その辺りの様子をお伝えします。

問題はどうやって配る?

問題は、先ほどご紹介した学務システムに、事前にアップロードされます。

ただし、パスワード付きのファイル

そしていつも通り授業のZOOMに参加すると、試験開始時間にそこでパスワードが発表されます

もしかしたら、「わざわざそんなことしなくても、試験時間に問題をアップすれば良いのでは?」と思うかもしれません。

ですがそれだと、学生のアクセスが集中してサーバーが落ちる可能性があるんですよね。

そういう事情で、このような方法がとられています。

解答の提出方法は?

解答の提出は、上でご紹介した、課題の提出方法と同じです。

つまり、電子ファイルをアップロード。

ただ、理系の場合、文書ソフトで数式を打つのは時間がかかるので、だいたいみんな手書きを写真に撮ってアップロードです。

 

ちなみに、せっかくですから裏事情を少しだけお話しします。

実はオンライン試験のやり方は、各教員が学生と相談して決めているんです。

試験前の授業時間に、「こういうやり方の案を作ってみたけど、どう?」「ここはこうしたほうがいいんじゃないですか?」「ここはどうするんですか?」みたいな。

その時、「解答のアップロードまで含めて試験時間にすべきか」という議論が、けっこう盛り上がりました。

つまり、試験時間を60分とすると、

  • 60分で解答→「解答止め」→アップロードタイム
  • 60分の中でアップまで終わらせる

上記のどちらが良いか、ということです。

ネットワークやサーバーの安定性を考えると「アップロードタイム」を取った方が安全なのですが、「その時間にも解答できちゃうじゃないか!」という抜け道があるんですね。

難しいところですが、結局、アップロードタイムを設ける試験が大半でした

「抜け道があると言えども、そこまで点数は変わらないでしょ」という考えが多かったのです。

カンニング対策は?

これ、けっこう面白い問題ですよね笑

結論、東大では

  • 教科書、ネットなどを見ても良い

という、ある意味「カンニングOK」の試験が多いです。

ZOOMにはカメラ機能もあるのですが、みんながカメラONにしても、教員は一度に全員の様子を見るのが難しいんです。

だったらいっそのこと、カメラで学生を監視はしないで、カンニングOKにしようと。

ですがもちろん、「他人と電話して相談」などはNG。

「自力で調べる分には、何を見てもいいよ」ということですね。

ちょっと驚きですよね。

ですがその代わり、

  • 問題数を増やす

この方針が広くとられました。

つまり、「調べながら解いてもいいけど、いちいち調べてると時間なくなるよ」ということ。

なんともうまい策を考えたもんです笑

今後のオンライン状況は?

今後のオンライン状況は?

2020年8月20日現在、東大では、9月末からの学期で一部の授業を対面式で行うと発表されています。

ただ、詳しいことは未定。

しかし、「オンラインには対面式にはない利点もある」として、2021年度以降もオンライン授業を計画的に取り入れていくことを検討しているそうです。

 

普通だったら、この対面→オンラインの移行の波は、今後5年から10年くらいかけてくるものだったのではないでしょうか。

今のこの情勢のおかげで、時代の変化がぎゅっと圧縮されたような気がしますね!

今後のオンライン授業、どうなるのか楽しみです。

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まとめ

以上、東大のオンライン授業・試験の様子をご紹介してきました。

なんとなく、様子がイメージできたでしょうか。

上でも触れましたが、これからの時代、オンライン授業という選択肢は、けっこう有力なものになっていくと思います。

実際にやってみて慣れるので十分だとは思いますが、「どんな感じなんだろう?」と不安に思っている方のお役に立てていたら嬉しいです。

「そもそも大学の授業ってどんなものなの?」という方は、こちらをどうぞ。

タイトルに「東大」とありますが、それ以外の大学でもだいたい同じ感じだと思います。

 

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