【高校と違う】東大前期教養の授業日程と授業時間

東大のナカ
東大の授業ってどんな日程で開講されるの?
大学の夏休みは長いって聞くけど…
1日のスケジュールってどんな感じ?
大学の「単位」って一体何?
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今回は、東大前期課程ではどんなスケジュールで授業が行われるかというのを解説していきます。

これを読んで大学生活を具体的にイメージできれば、勉強のモチベーションにもつながるかもしれませんね。

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東大の授業日程

高校では1学期・2学期・3学期、もしくは前期・後期といった区分けで授業が行われるかと思います。

では東大の授業期間はどうなっているのかというのをまとめたのが下の表です。

なお、x月(x=4,5,6,7,8,9,11,1,2,3)というのはおおよその目安です。

4~5月6~7月8~9月9月~11月11月~1月2月~3月
S1タームS2ターム夏休みA1タームA2ターム春休み
SセメスターAセメスター

 

高校の「学期」にあたるものは東大では「セメスター」と呼ばれています。

概ね4月~7月を「Sセメスター」、9月~1月を「Aセメスター」と呼び、授業が行われるのはこれらの期間です。

ちなみに、AセメスターはAutumn(秋)のAと言われていますが、SセメスターのSはSpring(春)なのかSummer(夏)なのか諸説あります。

そしてセメスターを2つに分けた単位を「ターム」と言います。ひとタームはおおよそ2か月ですね。

Sセメスターを2つに分けると「S1ターム」「S2ターム」になり、Aセメスターなら「A1ターム」「A2ターム」です。

参考までに、2020年度は各セメスター、タームがどんな時期に設定されているかという具体的な日程を以下に示します(前期課程のもの)。

S1タームS2タームA1タームA2ターム
4/6~6/26/3~7/319/23~11/1811/19~2/4
SセメスターAセメスター

※冬季休業(12/26~1/3)を含む。

ちなみにこの表からわかる通り、夏休みは約1か月半(8/1~9/22)、春休みは約2か月(2/5~4月上旬)に及びます。

東大の授業時間は何分?

東大の授業時間は105分です。

一般的には大学の授業時間は90分ですが、東大は少し長いのが特徴です。これには東大ならではの理由があるのですが、詳しくは後の章で述べます。

授業は朝は8:30から始まり、最後の時限は20:30まで。

つまり、1日の時間割は以下のようになります。

1限8:30~10:15
2限10:25~12:10
3限13:00~14:45
4限14:55~16:40
5限16:50~18:35
6限18:45~20:30

 

しかし高校までのように1~6限の全ての授業を受けるというのは珍しく、大体1日3~4コマといったところです。

このあたりの大学の授業の仕組みについても詳しく知りたい方は、こちらをどうぞ。

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東大の場合、1コマは105分、そして1つの授業は週1コマが基本です(他の形式もあります。次節で詳しく)。

高校までのように週4日数学がある、なんてことはありません。

そして授業は13回で終わるものが大半です。

週1コマで13回ですから、3か月強。例えばSセメスターなら4・5・6月+7月の前半で授業は終わり、その後2~3週間ほどが試験期間、それが終われば夏休み、といった流れです。

ここも高校までとは違いますね。

高校は通年で同じ授業を受けますが、大学では基本的に3か月でその科目は終わり。

新しいセメスターに入ったら時間割はガラッと変わります。

大学の授業の「単位」とは

大学の授業では良く「単位」という言葉を聞きますが、これは一体何なのでしょう。

単純に言えば、単位は「学修の量を示す数字」です。

これだけでは分かりにくいですね。例を挙げます。

週1コマの授業を3か月間受けた場合と、同じく週1コマの授業を1か月半受けた場合。

これらは「単位」で見て同じ量になるのはおかしいですよね?当然、前者が後者の2倍であるべきです。

では、週1コマの授業を3か月受けた場合と、週2コマの授業を1か月半受けた場合とではどうでしょう。

これは授業回数が同じになりますから同じ単位数で良いはずです。実際、その通りです。

こういったようにして各科目の単位数というのは定められます。

東大の場合、主な形式の単位は以下のように与えられることになっています。

なお上で紹介した通り、タームというのは約1か月半、セメスターは約3か月です。

講義・演習実験・実習
ターム制・週1コマ1単位0.5単位
ターム制・週2コマ2単位1単位
セメスター制・週1コマ2単位1単位
セメスター制・週2コマ4単位2単位
セメスター制・週1コマ隔週1単位0.5単位
セメスター制・週2コマ隔週2単位1単位

 

これまであまり説明してきませんでしたが、授業形式には「講義・演習」「実験・実習」という分類があります。

「講義」「実験」は説明不要かと思います。読んだままの意味です。

一方「演習」というのは主に数学系の授業に付属するもので、問題を解いたり学生が前に出て発表したりといった時間になります。

また「実習」は主に体育の授業です(東大にも体育の授業があります!)。

実験は講義の予習・復習よりも準備に時間がかかるので割と大変なのですが、単位は講義の半分しか来ません。個人的には悲しい。

東大の授業日程は他の大学と違う

ご紹介してきたように、東大の授業時間は105分、セメスター制・週1コマの授業は13回で終了です。

一方他の大学は、授業時間が90分、授業回数は15回というところが大半です。

\[\mbox{東大}:~105\mbox{分} \times 13\mbox{回}=1365\mbox{分} \\ \mbox{他大}:~90\mbox{分} \times 15\mbox{回}=1350\mbox{分}\]

ですから東大の方が総授業時間は長いのですが、授業回数は少なくなっています。つまり、授業期間が短い

言ってみれば他の大学よりも少しだけ短期集中型である(短期?)ということです。

東大はなぜこんな制度をとっているのでしょうか。

それは、進学選択制度があるからです。

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学生の成績を早く出してアルゴリズムにかけ、各学生の進学先を決めなければならないという事情があるのです。

総授業時間を減らすことはできませんから、13週でなんとか授業を終えるために105分という時間が設定されているわけです。

ちなみに他の大学を見てみると、100分授業では14回が必要とされるようです。だから下1桁が5という中途半端な数字になっているのですね。

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まとめ

以上、東大前期課程の授業日程、授業時間について解説してきました。

大学生活の年間スケジュール、そして打って変わって1日のスケジュール、少しはイメージしていただけたでしょうか。

通年開講でない、1コマが105分もある、など高校と大きく授業の仕組みは違います。

私も最初は戸惑ったものですが、ここで情報を得たみなさんはきっとスムーズに大学になじめると思います。

そして今は何より、大学生活をイメージすることで受験勉強のモチベーションにつながってくれていたら嬉しいです。

これからも頑張ってください!

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