【プレゼント有】無機化学の勉強のポイントと暗記法
お読みいただいてありがとうございます、東大大学院1年の吉田です。
今回は、無機化学の勉強のポイント、そして暗記法についてお伝えしていきます。
無機化学とは、無機化合物、つまり金属やイオン、気体などを扱う分野。
「覚えることが多い分野」でもあります。
そんな無機化学を、どういう点に気を付けながら勉強していけば良いのでしょうか。
その話題に触れつつ、効率的な暗記方法もお伝えしていきます!
無機化学の特徴
無機化学は、いったい入試でどんな形で出題されるのか。
まずはそれを見ていくことにしましょう。
一言でいうと、無機化学は、
-
基礎知識を問われる
-
理論化学と組み合わせて出題される
このようにとらえておくと良いと思います。
まず沈殿の色や化学反応式など、無機物質についての知識が単純に問われる場面があります。
そしてそれに加えて、その知識に絡めて理論的な計算問題もよく出題される、というわけです。
これを踏まえると、無機化学は次のように勉強すれば良いことになります。
-
前提となる基礎知識を頭に入れる
-
理論化学の理解も深めて、計算問題を解けるようにする
そしてここで取り上げたいのは、1のポイントです。
お気づきの方も多いと思いますが、無機化学では、膨大な量を覚えなければなりません。
その知識は、はたして単に丸暗記するしかないのでしょうか。
それとも、理解を伴って覚えることはできるのでしょうか。
次にこれについて考えていくことにしましょう!
無機化学は暗記なのか
イオンや沈殿の色、化学反応式、…。これらは、すべて暗記するしかないのでしょうか。
結論からいうと、丸暗記です。
理論的に理解できるならそれを知りたいという気持ちは、すごくわかります。
Fe(OH)2は緑白色なのにFe(OH)3は赤褐色だなんて、摩訶不思議すぎますからね…
しかし残念ながら、「丸暗記すべき」というのが僕の意見です。
もちろん理論的なバックグラウンドはあって、それによって色や性質を説明することは不可能ではありません。
しかしそれをイチから学ぶのは、とても現実的とは言えないと思います。
それに、覚えてしまった方が、試験の時に早く知識を取り出せるので便利です。
では、膨大な量を効率的に覚えるにはどうしたら良いのでしょうか。
次でいよいよ、無機化学の暗記法をお伝えします。
無機化学の暗記法
結論からお伝えしますと、無機化学の暗記では
- B4用紙の裏表に覚えることをすべて書き出し、それを肌身離さず携帯して覚える
この方法がおすすめです。
覚えることを1枚の紙にまとめ、それを、学校の休み時間やバスの待ち時間など、ちょっとした時間にも確認できるようにするわけです。
この方法のポイントは次の3つと言えます。
-
すきま時間を有効活用できる
-
まとめる作業で頭が整理される
-
体系的にまとめられた紙を見ると覚えやすい
一番大きいのは、すきま時間の有効活用です。
「暗記が苦手」という方は多いと思いますが、はたして何回その知識に触れて「覚えられない」と言っていますか?
100回覚えようとしましたか?
厳しい言い方に聞こえてしまうかもしれませんが、「覚えられないなら、覚えるまで繰り返す」。
これが暗記の大原則です。
覚えるべきことを1枚の紙にまとめ、それを持ち歩いて何度も見る。
これによって少しずつでも、暗記を進めていけるはずです。
またそれに加えて、紙にまとめる作業で、まず頭を整理することができます。
さらに、完成したその紙で勉強すれば、体系的にまとめられている分、ばらばらに各項を覚えるよりも効率的です。
以下に、僕が高校生の時に作ったプリントを載せておきます!
おすすめはこれを参考に自分でまとめ直すことですが、これをダウンロード・印刷してそのまま使うのもOKです。
まとめ
以上、無機化学の勉強ポイントと暗記法について紹介してきました。
結局は「頑張って覚える」ということですが、B4の紙を使った勉強法で、覚えるスピードは格段に上がります。
暗記はそれほど面白くない勉強かもしれません。
ですがその成果が実って問題が解けるようになると、楽しくなってくるはずです。
頑張ってください!健闘をお祈りしています。
最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。
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