【落とし穴】自分に合う勉強法は○○をしないと見つからない!

お読みいただいてありがとうございます、東大大学院1年の吉田です。
自分で勉強法を研究して、青森県の公立高校から塾・予備校なしで、東大に現役合格しました。
今回は、「自分に合った勉強法の見つけ方」についてお話ししていきます。
受験生なら誰しも、「効果的な勉強法を知りたい!」と考えますよね。
その際、「良い勉強法というのは人それぞれだ」という意見をよく耳にします。
かと思うと、「この方法がベストだ!」みたいな、本やブログに出会ったりします(このブログもかな?笑)。
実際のところ、勉強法は人それぞれなのか、そして自分に合う勉強法はどうやって見つけていけば良いのか、という点について、僕の意見をまとめました。
自分に合う勉強法は、人それぞれです
結論、やはり効果的な勉強法は、人によって変わってくると思います。
まあ、考えてみれば当たり前ですよね。
英単語の暗記のとき、ひたすら書くことで覚えられるという人もいれば、声に出して読むのが合っているという人もいるでしょう。
あるいは、記憶力抜群の人なら、見ただけで終わり、空いた時間を他の勉強に回す、なんてことも可能です。
みなさんも、周りのクラスメイトと勉強法が違うなあと感じたことはありませんか?
誰もが自分にピッタリの方法で勉強しているとは限りませんが(笑)、それを考慮に入れても、この状況は、勉強法の幅広さを表しています。
なぜなら、この世に「ベストな勉強法」なるものがあれば、みんなそれを実践するはずですからね。
というわけで、自分に合う勉強法は、人それぞれです。
では、それはどうやって探せば良いのか、これを次にお話しします。
あなたに合った勉強法の見つけ方
ある程度の型は存在する
勉強法は人それぞれと言っても、やはり、ある程度「型」というものがあります。
もし友人が、「東大を目指す!」と言って、「基礎が大事」ということで小学校の算数から復習し始めたら、「ちょっと待てよ」となりませんか?
たしかに分数の計算など、小学校でも大切なことは習いますが、さすがにそこからやっていては時間がかかり過ぎますよね。
こんな風に、いくら人それぞれと言えども、「何でもアリ」なわけではないんです。
「こうすると良い」という道筋が、そこそこあるのです。
そこで、自分に合った勉強法を考える上では、「イチからオリジナル」ではなく、いくつかある型から選んで
- 良いものを組み合わせる
という意識が大切だと思います。
「カップラーメンに七味をかけるとおいしい」みたいな、アレンジレシピがあるじゃないですか。
イメージはそんな感じです。
「よく知られた勉強法に、少しだけ自己流アレンジを加える」ということです。
次の節で例を挙げて説明します。
色んな型を試そう
例えば、記憶に残りやすい暗記法としては
- 書く
- 声に出す
- 音声を聞く
- テストをする
この辺りが有名ですよね。
これらが、「型」なわけです。
先ほどの「カップラーメン理論」でいくと、
- カップラーメン→声に出す
- 七味→書く
こう置き換えれば、
- 声に出して覚えるのが基本だが、最後に1度ずつ紙に書く
こういった勉強法ができ上がります。
これは、
- 声に出すと覚えやすい!
- でもそれだけだとやはり不安
- 書くことで覚えられるが、時間がかかるのが難点
このような条件の人に合った勉強法ですよね。
なんとなく、「型を組み合わせて勉強法を作る」ということの意味が分かっていただけるでしょうか。
そして、上に書いたような条件は、人によって変わってきます。
「自分は書かないとどうしても覚えられないな」「通学中のバスで音声を聞くとすごく集中できる!」といった、自分の特徴があるはずです。
自分に合った勉強法を見つけるための第一歩は、その特徴を知ること。
そしてそのためには、色々な勉強法の型を「試してみる」というのが大事だと思います。
「合う勉強法なんて人それぞれなんだから、俺は自力で勉強法を見つけるんだ!誰の意見も聞かない!」という感じだと、おそらく遠回りです。
それよりも、「こんなやり方もあるのか」「これも理にかなってるな」と、一旦色々な勉強法を知って、自分に合いそうなものを試していくと、ピッタリなやり方が見つかりやすくなります。
僕が勉強法を紹介する理由
最後に、勉強法は人によって違うにもかかわらず、僕がこのブログでそれを紹介する理由を、お話ししておきます。
とは言っても、ここまでお読みいただいた方にはなんとなく伝わっていると思います。
僕は勉強法を、「絶対にこれがいい!」というようにおすすめはしていません。
「こんなやり方もあるけれど、参考になりますでしょうか?」という感じです。
つまり、やり方の一例を示しているに過ぎないんです。
例えば現代文の勉強法について書くとき、僕が想定している読者は「現代文ってどうやって勉強するのか分からない」「この読み方って効果的なんだろうか?」といった、「悩みをもった方々」です。
その人たちに向けて、「こういうのをやってみたらどうですか?」「学校の先生の教え方にもよるけれど、こういう読み方もおすすめですよ」というスタンスで、記事を書いています。
すでに自分の読み方や勉強法が固まっている人に対して、「それよりもこっちがいいぞ!」と説得する気は、さらさらありません。
もし他の記事をお読みいただける場合は、そういう視点で、見ていただけるとうれしいです。
まとめ
以上、効果的な勉強法は人それぞれ、そして自分に合うやり方は「勉強法の勉強」をしなければ見つからない、という話をして来ました。
自分の勉強法を見つけるためには色々な勉強法を知るのが良いなんて、ちょっと逆説的ですよね。
ぜひ、いくつか本やブログを読んでそれを試してみて、自分にピッタリのやり方を見つけていってください。
最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。
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