【早すぎ?】古文単語帳を高校1年からやるべき理由

古文単語帳、うまく使えていますか?
今回私が主張したいのは、古文単語帳は高校1年からやろう!ということです。
私自身、1年生の夏休みに単語帳を1周して、主要単語はその時に覚えてしまいました。
こんなことを言うと、
「1年でやったら受験までに忘れちゃうんじゃないの?」「直前に詰め込んだ方が効率いいじゃん!」
という声があります。
しかし、単語帳を1年からやるのには、受験で直接使うためということ以上の理由があるのです。
今回はそれを見ていきましょう。
古文で高得点を取るために欠かせない勉強
まず、模試や入試の古文で高得点を取るためにはどんな勉強が必要かということを考えてみましょう。
古文には単語や文法、さらに古文常識など覚えるべきことがたくさんありますが、試験で多く問われるのは文章読解です。
それに、古文では慣れというのも重要になってきます。
単語や文法をある程度マスターしていても、文章をほとんど読んだことが無ければ高得点には結び付きづらいというのが私の印象です。
ということは、古文の勉強では読解量を稼ぎたいですね。
多くの文章を読んで古文に慣れ、読解力をつけたいわけです。
そして実はここに、単語帳を1年からやる勉強の意図が隠れています。
単語帳を早くからやる意味
前述の通り、単語帳を早くからやるのは、その単語が入試に出た時に使うためだけではありません。
それは、その後の読解演習をスムーズにするためです。
もっとあからさまに言ってしまうと、同じ勉強時間で得られる読解量を多くするためです。
想像してみてください。
古文単語を500個知っているAさんと、10個しか知らないBさんがいたとします。
同じ古文が与えられたとして、どちらがより速く読めるでしょうか。
恐らくAさんですね。いちいち単語を辞書で調べなければならないBさんよりも、意味を覚えているAさんの方が速いでしょう。
では同じ勉強時間が与えられたとして、どちらがより多くの文章を読めるでしょうか。
これもAさんですね。速いのですから、当然多くの量をこなすことができます。
最後の質問。その勉強時間の後、古文の力が伸びているのはどちらでしょうか。
これまたAさんですね。多くの量をこなしたわけですからBさんより力は伸びているでしょう(二人の勉強の質は同じと仮定しています)。
これが、私の伝えたいことです。
より多くの単語を知っていた方が、速く文章が読めて、その結果演習量が増え、最終的に大きく力を伸ばすことができる。
単語を覚えていた人とそうでない人の力の差はこのようにして指数函数的に増大していくわけです。
そして入試本番の頃には大きな差となっているでしょう。
しかし、この差は何から生まれたかと言うと、初めに単語を覚えていたか否かです。
だから早いうちから、つまり高校1年から単語帳をやろうと言っているわけです。
その後の勉強の密度を変えることができます。
まとめ
古文単語帳に早くから取り組む意味、お分かりいただけたでしょうか。
まだ単語に本腰を入れていない方、ぜひ今日から始めましょう!
もしあなたが高2生でも、まだ間に合います。
今から単語を覚えて、古文の勉強をガンガン加速させましょう!
最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。
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